2023年になり2ヶ月半が過ぎました。この頃の金融市場は2022年に利上げが立て続けにあり、金利が米国10年債で3%超、2年債に至っては4%超…いわゆる逆イールドという状態が7ヶ月近く続いています。
そのような高金利の状況は高成長株には逆風と言われていますが、これまで大きく成長してきたGAFAMTにはどのような影響が出ているのでしょうか。ここでは2023年年初来のパフォーマンスを見てみましょう。
まずはGAFAの4社から。例によってETF Replayを使います。

株価が突出して上昇しているのはメタ(旧フェイスブック)です。これは金融環境というよりは昨年の低パフォーマンスを今年で取り返している側面が大きいと思われます。
アップルもアイフォーンやマックが販売低調になっていますが、それでも株価は年初来堅調です。
他も含めてすべてS&P500指数連動のVOOを超えているあたりは流石といったところ。
続いてマイクロソフトとテスラも見てみましょう。

こちらもテスラのパフォーマンスが目立ちますが、昨年は1年で65%下落しているのでそれを取り返している側面が大きいです。マイクロソフトはVOOをアウトパフォームしているとはいえ、大きな上昇ではない模様。参加のオープンAI社が開発したChat GPTが話題になっている割には株価にそれほどの反応は出ていないようです。
Chat GPTはグーグルの検索に対して脅威になるとも話題になりましたが、検索シェアこそ奪えどそれをどう収益につなげるかについてはまだゴールが見えていないようです。そう考えると検索結果に広告をつけるというマネタイズ方法、改めてすごいですね!
そんなこんなで2023年はメタと変わらずボラティリティ高めのテスラが話題の中心になりそうでしょうか。アップル地味に崩れない優良株ですね。個人的に好きなアルファベットは鳴りを潜めそう…というかChat GPT関係次第では下に注意…?引き続き注目していきます。
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