2022年に入ってアメリカのインフレ問題やウクライナ危機など大きく株式市場を揺るがす出来事が起きてきました。それがそれぞれの国の株式市場にどのような影響を与えたのか、ETFのパフォーマンスで見てみましょう。
まずは米国とドイツ・トルコ・ポーランド、そしてロシアの比較です。ロシアは特にどんな動きになっているか気になるところですが…

やはりロシアはかなり下落したあと、取引停止となっていました。ロシアの株式市場が閉鎖されてしまっているのでもっともな結果ですが、いざチャートで見るとその恐ろしさも際立ちますね…カントリーリスクってこう言うものだと見せつけられた気がします。
ロシアと結び付きの強いドイツや、隣国のポーランドも下落率は大きめです。しかし、ロシアのせいで霞んで見えます。
ではアジアの国々はどうでしょう。

アジアの国の中でロシアとの結び付きが強いのは中国ですが、やはり下落率・ボラティリティ共に大きくなっていますね。
中国はロシア・ウクライナ問題の前から強引な政策で投資を躊躇う国となりつつありましたが、さらに駄目押しといった感じに…

東南アジアの国々は軒並み米国より優れたパフォーマンスを発揮しています。決して米国株も先進国株式の中では悪いパフォーマンスではないのですが、ここでは見劣りします。
どうやら商品価格の上昇がポジティブな影響を与えているようです。

最後はブラジルが突出しています。ここも商品、特に原油価格の高騰がプラスに働いていると思われます。
以上見てきた要因が、今後も続くと見るなら順張りで、どこかで反転すると思うならそのタイミングで逆張りで動くと面白いかもしれませんね。
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