琥珀色と緑色…飲み比べたい日本の王道ウイスキー

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ウイスキー
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ウイスキーには緑色のボトルと透明なボトルが多くあります。緑は日光から内容物を守るため、透明なボトルは琥珀色の中身を見せるためのものだと考えられます。

今回はジャパニーズウイスキーでサントリーとニッカからそれぞれご紹介です。

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山崎と白州(ジャパニーズ、サントリー)

現サントリーが日本にもたらした最初のウイスキー蒸留所、それが山崎蒸留所です。現在では原酒不足から全体的にノンエイジのボトルばかりになってきていますが、その中でも工夫して生産を続けています。

そんなこともあってお値段的には高めですが、それでも売れるんですからそれはクオリティの高さを表しているようにも思えます。

10年くらい前はその辺の居酒屋でも山崎を置いているところもあったと記憶していますが…いやー、時代は変わりました。笑

個人的にはバーで一杯だけ飲ませていただいた山崎25年が忘れられません。なんというか、樹液を濃縮したような強烈なインパクトを覚えています。

白州蒸留所からはまた違った雰囲気の一本が作られています。多様な原酒を作り出すために作られた蒸留所というだけあって、クリーミーで甘みを感じる山崎に対して、さわやかさや爽快さが特徴の白州となっています。ボトルも豊かな森を思わせるような緑。その味の特徴からハイボールで飲むのにもいいウイスキーだと思います。

個性豊かな2つの蒸留所からそれぞれのウイスキーが、出され、今度はそれをブレンドすることで響などのブレンデッドウイスキーでもう一度楽しめる…いやー、ウイスキーは奥が深いです。

ちなみに日本のウイスキー産業の成り立ちが気になる方はこちらの本がおすすめです。

『琥珀の夢』:サントリー創業社長の情熱と執念

余市と宮城峡(ジャパニーズ、ニッカ)

ジャパニーズウイスキーでサントリーと双璧を成すのが今はアサヒグループホールディングス傘下のニッカ。こちらはサントリーで山崎蒸留所を立ち上げた竹鶴政孝が独立し、理想の蒸留所として北海道に作った余市があります。

本来であればサントリーで立ち上げる蒸留所を余市に持ってきたかった竹鶴でしたが、ビジネスとして成り立たないと判断され山崎蒸留所ができました。その後もやはりスコットランドの気候に近い北海道での蒸留を諦めず、しかもビジネスとして成り立たせる執念…脱帽です。ちなみに社名のニッカは「大日本果汁」からきています。起業して最初の数年は原酒を寝かせておくだけでウイスキー事業からは儲けが出ないので、その間の収入源としてリンゴジュースを販売してしのいだとか。

そんなニッカの2か所目の蒸留所が宮城峡で…と思ったらこちらはボトルが緑ではないですね…杜の都仙台や、宮城峡の下のボトルのイメージから勝手に緑だと思っていました。

話は逸れましたが、こちらもピートの効いた力強い余市に対して、フルーティで華やかな香りの宮城峡になっています。

日本もウイスキーの五大産地に数えられるほどになった今、こういった高品質なウイスキーが今後も飲めるよう、産業全体としても盛り上がっていくことを今後も楽しみにしています。

日本のウイスキー史を竹鶴政孝を中心にまとめてみる

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