2021年も半分が過ぎ、今年の傾向も見えてきました。コロナの影響の大きかった昨年と違いはあるのでしょうか。
ここではS&P500指数の中でもグロース株だけを集めたVOOGとバリュー株を集めたVOOVを比較してみました。

ここ数年はグロース株がバリュー株をアウトパフォームしており、コロナ禍でその差は更に広がるばかりでした。
VOOG vs VOOVでアメリカのグロース・バリュー株対決を見る!
しかし2021年の上半期に限って言えばバリュー株がアウトパフォームするという結果となりました。ついにバリュー株の逆襲が起きるのでしょうか?
原因の1つはやはり金利の上昇にあると思われます。あとは米政府のインフラ投資表明なども影響しているでしょうか。
同様にS&P500指数とナスダックも比較してみましょう。ナスダックはナスダック100に連動するQQQを使います。

S&P500指数よりもハイテクグロースの割合が高いQQQはやはりパフォーマンスで劣後するという結果になりました。
GAFAや米国債のパフォーマンスでも同様の傾向が見られましたが、2020年に調子の良かった方が、2021年には調子を落とし、反対に2020年のパフォーマンスの悪かった方が2021年調子を取り戻すという結果になりました。
一時的なパフォーマンスの良さに惹かれてそこに投資をしても必ずしもその後調子を持続できるわけではないことが今回分かりました。長期投資派としては業績さえ順調であれば短期的な株価の不調はむしろ良い投資機会と考えて積極的に買っていくのも1つの方法かもしれません。
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