歴史は勉強になる?ならない?バフェットが双方の立場から言ったこと

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投資の名言
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過去の成功体験があるとそれを元に未来のことも判断しがちです。しかし投資の神様、ウォーレン・バフェットは決して過去だけでは投資判断はできないと思っているようです。過去だけを見てはいけないということをうまく表している言葉を見つけたので紹介します。

If past history was all that is needed to play the game of money, the richest people would be librarians.

ウォーレン・バフェット

マネーゲームをするのに過ぎ去った歴史だけ見ればいいならば、もっとも金持ちになるのは図書館司書になるだろう。

過去の記録は図書館に大量にある、しかしそこでどんなに学んでも次がその通りに動くわけではないということです。常に新しい変化や動きが起こりうるので油断なくそれに対応できるような準備をしなければいけませんね。

それと同時に、バフェットは「歴史から学べることは、人間は歴史から学ばないということ」なんて言ったこともあります。そういう意味では歴史はいずれ繰り返されるものでもあるので学ぶに越したことはないと思います。

この2つの表現をうまくまとめているな、と個人的に好きになった言葉があります。これはマーク・トウェインの言葉になりますが、「歴史は繰り返さないが韻を踏む」というもの。同じではないものの、近い形で再現されてしまうという微妙な感覚をよく表していると思います。

話は横道にそれましたが、過去にとらわれると失敗するという表現をもう一つ。

When change is slow, constant rethinking is actually undesirable; it achieves little and slows response time.  But when change is great, yesterday’s assumptions can be retained only at great cost.

ウォーレン・バフェット、株主への手紙1981

変化が遅い時には継続的な再考は望ましくない。というのも達成するものは少なく反応の速さを損ねるからだ。しかし変化が大きい時には昨日の予想は多大なコストを支払わないと維持できなくなる。

個人的には2019年の投資環境と2020年の投資環境をも的確に表していた言葉のように聞こえます。

2019年は基本的には買い一辺倒でいればOKな年でした。「メルトアップ」なんて言葉が2018年から言われていましたが、結局大きな調整はその後なく1年を過ごしてしまったのです。こんな時はあまり考えすぎても仕方ないので流れに乗って儲けさせてもらえる時に儲けておくしかありません。

2020年も3月まではそんな調子でしたが、3月に状況は一変、コロナ禍で株価は一斉に暴落。まさに変化の大きな瞬間が来ました。こういう時はこれまでの株価も参考にならず事業環境も大きく変わりました。そんな時は従来の考えを捨てて新しいチャンスを貪欲に探した人が利益を得ました。

かく言うわらびーは正直なところあまり上手には立ち回ることができませんでしたが…それでも不幸中の幸いはコロナ以前からハイテク株には興味があったのでコロナ暴落後も順調に株価を戻してくれた企業が多かったことですかね。それから財務のしっかりした企業に投資することも目標にしていたので本当にヤバい企業は無かったです。

そしてコロナ暴落後は未曽有の金融緩和の影響もあり、また買って寝てろと言わんばかりの投資環境になっています。そんな時は少し頭を休めてとりあえず待つしかないですね。買い増すには怖いですが売ると置いていかれるし…それにいつまた暴落するとも分からないから現金比率も少しは上げておきたいという気持ちもあります。

まー、上記のような考えになるのは前提として資産の9割を株で保有していることからも来るわけですが…現金比率や年齢などそれぞれの立場で見え方も違てくると思うので最後は自己判断で!

刻々と変化する投資環境の中で生き延びてチャンスをつかみましょう!

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