『スノーボール』バフェットが全面協力した最初の伝記本は一読の価値あり!

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バフェットファンとしては避けては通ることのできないであろう大作、アリス・シュローダー著『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』をついに読破しました!

700ページ×2冊(文庫本だと3冊)という恐ろしいボリュームの中に、バフェットの生まれた頃からリーマンショック前あたりまでを詰め込んだ内容になっています。

著者には誰かと話が食い違う場合はカッコ悪いほうのエピソードを採用するように、と伝えるなどバフェットらしい飾らない姿が克明に記されています。

上巻では幼少期のエピソードがとにかく印象的です。5歳からコーラを売り歩いて小遣い稼ぎをしていたのは有名ですが、それ以外にも新聞配達やピンボール貸し出しのエピソードなど様々な方法でお金を稼いでいた様子が記されています。そこから投資に出会い、更にバフェットにとってのヒーロー、ベンジャミン・グレアムとの出会い、パートナーシップの結成など止まることなく読み進めていけるほどイベントが盛りだくさんです。

下巻ではソロモンブラザーズやLTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)の救済、ドットコムバブルに取り残されて風当たりの厳しかった時期、そこからの復活など歴史に残る出来事がバンバン出てきます。またバフェットの名声が広まりすぎてバフェットが買うこと自体が割安と判断されるなど、有名になることでやりにくくなっていく様子も描かれています。

なるべく対立を避け、自分の好きなものに熱中し、それ以外のことはとことん興味を示さないor忘れてしまうという徹頭徹尾投資のことを考えていたところから、家族や社交界、そして寄付などに興味を広げていく姿も見どころだと思います。この本を読むことで投資の神様の人間らしいところもたくさん見られてもっとバフェットが好きになると思います!

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