この本はマネックス証券の松本大社長監修の株の本です。中学生を対象とした株の授業をベースとして書かれているので株式について全く知らない人でもサクサク読める本になっていると思います。
出版されたのは2006年と古いため、ライブドア株について言及されるなどちょっと歴史を感じざるを得ない場面もありますが…笑 全体的には株式投資についての「基本のキ」を教えてくれる良書だと思います。
後半には選考を潜り抜けた小中学生による3か月間の株式投資体験記もついています。これが投資を始めたばかりの気持ちを鮮明に描いていて、「自分もこうだったなぁ」「この思考だとヤケドするんだよなぁ」と懐かしくも危なっかしい初心者の時の思考を思い出させるものに仕上がっています。
何年も投資を続けている人には新しい情報は無いかもしれませんが、これから新たに投資の世界に踏み込む人にとっては「自分も投資を始めるとこんな気持ちになるんだ」「こんな気持ちになったら要注意だな」と投資を疑似体験することができると思います。
それにしても、世の中には小中学生から投資を経験する人々がいるとは…この子たちはその後どう育っていったか気になるところです。続きの図書が出ないか気になるところ。笑
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