コロナショックと特化型J-REIT、それぞれの特徴はどのような結果をもたらしたか

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コロナショックが各特化型REITにどのような影響を与えたか、約2か月半たった今それぞれまとめてみました。

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住宅特化型

おそらくJ-REITの中で一番安定感があるのが住宅特化型REIT、景気に左右されずいつでも入居者がいるという強みが今回も発揮されています。3月こそ急落した銘柄が多かったですが、かなり値を戻している銘柄もあります。一部は急落前の水準まで戻っています。

中長期的には不景気による家賃相場の下落や今後は人口減少の影響が出る可能性もありますが、人口が集まりやすい地域に資産を持っている場合はそれも避けられる可能性がありますね。

オフィス特化型

瞬間的な負の影響はそれほど受けなかったオフィス特化型。しかし中期的には退去リスクの増加が考えられることや今まで上昇基調だったオフィス賃料も一服する可能性があるため、戻りは住居特化型ほどではないようです。ただ、コロナ後は社会的距離をとる関係からより広いオフィスが必要になるとの声も…テレワークで出社する人数が減るのとどちらがインパクト大きいか…

商業施設特化型

下落後からあまりリバウンドしていない商業施設特化型。景気が悪くなるとテナントの収益減から施設にも影響が出る可能性があることを考えると仕方ないか…特にコロナ後は買い物の仕方も変わる可能性があるためその影響を見極めたいという投資家も多いでしょう。REITの中では景気の影響を受けやすい部類になりますが、それに加えてウイルスとの相性の悪さも出ているようです。

物流特化型

住居特化型並みに、というか住居特化型以上に元気なのが物流特化型。特に通販が今後ますます浸透することを考えると魅力的かも。長期的にはテナントが安定している反面、一施設に入るテナント数は少ないため、一度どこかが退去してしまうと大きな穴が開き、次のテナントがなかなか入らない可能性があるというリスクはあります。深刻な景気後退があればリスクも出てきます。

ホテル特化型

今回一番ダメージが大きいホテル特化型。ホテルの稼働状況がコロナウイルス蔓延により著しく低下。ただでさえ景気の影響を受けやすいのに、ビジネスモデル的にも一時的に成り立たなくなってしまいました。アフターコロナでどれだけ客足が戻るかが今後の注目ポイントです。

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ヘルスケア特化型

数が少ないので参考程度ですが、戻りが鈍いです。今回のコロナウイルスが特に高齢者にハイリスクだったことから高齢者向け住宅ような業態は敬遠されているのかもしれません。

複合型&総合型

上記のどの2つまたは3つを組み合わせているかによってインパクトも変わってきます。

まとめ

一口にREITといっても何に特化しているかでこれほどリターンに差が出るとはちょっと意外でした。株から分散させるために調べ始めたREITでしたが、ものによってはコロナの影響が株以上に大きく出てしまったところもあり、リスク分散をするにもしっかりと銘柄選定をしないといけないと改めて思わされた次第です。

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