9月入学の争点まとめ

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学校休校から突如再燃した9月入学問題。その争点をまとめてみました。

欧米を中心に9月入学が主流

9月入学となっている国はアメリカ・イギリス・カナダ・フランス・スペイン・中国・台湾など多い。のは確か。逆に4月スタートは日本のほかはインドくらい。

欧米が9月スタートなのは7-8月が農繁期のため、それを終えた9月から学業が始まるのは社会的にもメリットがあったからとされている。

明治初期は日本も9月スタートだった。それが会計年度の変更やら、徴兵令の区切りやら、政府の赤字解消のためやら諸説あるが、4月スタートに切り替わった。

9月スタートに合わせるメリット

日本がグローバルスタンダードとされる9月入学に合わせることで日本の教育と他国の教育の接続が良くなる。つまり国際的な人材の育成がしやすくなる。

また、新型コロナウィルス蔓延に伴う休校措置の遅れを取り戻すために入学を9月に遅らせることで無理なくカリキュラムを消化できるということから今回再注目された。(この案は2020年度での実施は急を要すということで見送り)

インフルエンザや大雪の中入試に挑まなくてはならない生徒にとってはもう少し条件のいい時期(6-7月あたり?)に入試ができるようになる。

9月スタートに合わせることで生じる問題

第一に入学時期を後ろ倒しにすることでの9月入学の実施は義務教育のスタート自体が他国と比べて遅くなるという問題がある。(この対策として0年生案が出ている。)

また、初年度のみ17か月分の児童生徒が入学(普通に進学する1学年+その後の4月~8月に誕生日を迎える5か月分の子ども)することになり、教室や教員確保の問題や入試での不平等が発生する。この衝撃を緩和するために毎年一か月ずつ、5年かけて9月入学にシフトする案も出ているが、その場合5年間、毎年13か月の年度を過ごすことになり、かつ毎年スタート時期がずれるため一年のリズムが作りにくそうではある。(遠い将来「お前何月入学の世代?」「オレ6月。」みたいに入学月で学年が分かるという稀有な世代ができる笑 ついでに言うと成人年齢が20歳から18歳に移行する年も19歳で成人するというレア学年が発生する模様。)

また、留学先として人気が高い国の1つであるオーストラリアなどはそもそも2月入学のため9月にそろえるメリットを享受できない。

議論は尽きないが…

それ以外にも就職活動と企業のタイミングの問題や甲子園はじめ部活動の主要な大会の時期など入学時期が変わることで大きな変化を余儀なくされるものは上げたらキリがないが…この辺はもう「9月入学になります!」ってなったら何だかんだ調整していくしかないのではないかと思う。

個人的には入学時期をそろえるだけではなく大学の教育自体を国際化していき、年度の途中での入学・卒業にも対応できるような制度(何なら入学学年も柔軟にしてもいいのでは)を組んでいくほうが、より多くの人にとってメリットがあるように思える。(9月入学になったとしても、日本語というマイナー言語で大学レベルの学習をいきなりやれる留学生がどれほどいるか…そしてそれだけ優秀な人が日本に来て大学教育を受けるメリットは何なのか、はしっかり考えておく必要があると思う。)

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