コロナウィルス拡散に伴う自粛要請が様々な業種に向けて出されてきました。
それでも働く人から聞かれるのは「稼がないことには食べていけない」という言葉です。しかしそれは、「食べていけるのなら稼ぐのをやめてもいい」ということでもあると思います。コロナウィルス拡散防止のために経済活動を止めるよう要請が出ているこの特殊な状況だからこそ、ベーシックインカムのような大胆な策を試してみる良い機会だと思います。
ベーシックインカムとは
ベーシックインカムとは所得保障としてすべての人に一律の金額を給付する仕組みです。働かなくてもお金がもらえるということで、働かなくなる人が増えるのではないかと心配する意見もある一方、フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグもベーシックインカムの導入を提唱するなど注目を集めている制度です。
賛成派の意見としては今後AIが本格的に人間の仕事を代替するようになると生きるためのお金を稼げなくなる人が増える可能性があることを挙げられます。また、収入が保障されるとリスキーな仕事(起業など)にチャレンジしやすくなる、ボランティアなど無償の活動にも積極的に参加する人が増えるなどメリットに挙げます。失業者手当など就職することで打ち切られる給付金をもらい続けたいがためにわざと就職しないなど「福祉の罠」の問題もありますが、ベーシックインカムという制度ではそのようなことも起きにくくなりそうです。
働きたくても働けない人が増える
今後は働きたくても働けない人が大勢出てくる状況です。そのような人々を救いつつコロナウィルスの拡散を防ぐ意味でもベーシックインカム(+休業指示、これをやらなきゃ意味がない)を試してみるいい機会だと思います。
国民1人あたり10万円の給付でも12兆円あればできます。「108兆円の経済対策」をするのであれば、ぜひそこに入れてもらいたい!なんて不要不急の労働と後ろ指を指されそうな身で働き続ける者としては思います。笑
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