あのバフェットもボヤキが止まらない…バークシャー・ハサウェイの繊維事業へのコメント

投資の名言

ひょんなことから繊維事業会社のバークシャー・ハサウェイの経営を舵取りすることになったウォーレン・バフェットですが、斜陽産業だった米国の繊維事業は投資の神様の手をもってしても大変だったようです。

そのせいか、当時の株主への手紙をみるとそこかしこに繊維事業に対するボヤキが…笑 今回はそんなコメントを集めてみました。

Obvious approaches to improved profit margins involve differentiation of product, lowered manufacturing costs through more efficient equipment or better utilization of people, redirection toward fabrics enjoying stronger market trends, etc.  Our management is diligent in pursuing such objectives.  The problem, of course, is that our competitors are just as diligently doing the same thing.

ウォーレン・バフェット、株主への手紙1978

利益率を改善する主な試みは商品の差別化、効率的な設備や人員配置の改善による製造コストの削減、より強い市場トレンドを享受できる布地に方針転換することなどが挙げられます。我々の経営陣はそのような目的に懸命に追っています。問題は、もちろん、我々の競争相手も同じように懸命に同じことをしているのです。

Our textile business also continues to produce some cash, but at a low rate compared to capital employed.  This is not a reflection on the managers, but rather on the industry in which they operate.

In some businesses – a network TV station, for example – it is virtually impossible to avoid earning extraordinary returns on tangible capital employed in the business.  And assets in such businesses sell at equally extraordinary prices, one thousand cents or more on the dollar, a valuation reflecting the splendid, almost unavoidable, economic results obtainable.  Despite a fancy price tag, the “easy” business may be the better route to go.

We can speak from experience, having tried the other route.

ウォーレン・バフェット、株主への手紙1979

我々の繊維業は引き続きいくらかキャッシュを生み出してくれましたが、使われている資本と比べると低い利益率でした。これは経営陣のせいではなく、産業そのものの影響と言えます。

一部の事業、例えばテレビ局などは有形資産に比してとんでもない利益を稼ぐことは避けられません。そしてそのような事業の資産は、輝かしくほぼ避けることのできない見込み益を反映して、同様にとんでもない値段、例えば1ドルに対して1000セント(10倍)など、で取引されています。そのような高い値札ではありますが、その「簡単な」事業の方がよりよい選択肢なのかもしれません。

我々は経験をもとに話しています。なぜならもう一つの選択肢の方に進んでしまったから。

バークシャーの繊維事業の利益率が低いのは経営陣のせいではないと庇いつつ、テレビ局を「簡単に稼げていいよね」と妬んでいるのかけなしているのか…笑

このような経験が後の誰が経営してもうまくいく、圧倒的なブランド力の企業を買っていくスタイルを作り出していくのでしょう。

ちなみにバークシャー・ハサウェイの取得から考え方の転換、そして現在までは別の記事にもまとめていますので、よろしければどうぞ。

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