米国のETFを調べていると、同じ指数に対して複数の運用会社がETFを設定しており、どれにすればいいか迷うこともありますよね。今回は米国ETFの運用会社に注目してみます。
大手の運用会社はブラックロック( iシェアーズシリーズ )、バンガード、ステート・ストリート(SPDR)が上位3社になります。それぞれの運用会社のS&P500指数連動ETFを見てみましょう。
ETF | 運用会社 | ティッカー | 経費率 | 純資産総額(10憶ドル) |
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF | ブラックロック | IVV 1655 | 0.04% 0.15%以内 | 201.40 |
バンガード・S&P500 ETF | バンガード | VOO | 0.03% | 126.95 |
SPDR® S&P 500® | ステート・ストリート | SPY・1557 | 0.0945% | 305.69 |
情報は2020年1月1日に取得。
経費率、つまりETFを運用していく手数料のようなものですが、これはバンガードが最も低いです。しかし、他もびっくりするような低さです。ブラックロックのiシェアーズは米国で買うのと東証経由で日本で買うのでは経費率が違うようです。SPDRはどちらも同じ経費率です。
東証からも米国のETFが買えるとドル円の為替手数料を払わなくても買える、普段日本株で慣れた注文方法で買えるなどメリットもありますが、注意点もあります。一番は流動性の問題ですかね。日本で取引できる時間は米国市場が閉まっているので米国の注文とリンクしているわけではなく、日本の取引量のみの板で売買することになります。そうなると注文数が多いと価格変動が大きく変動する可能性があります。
個人的には流動性の観点から海外の証券取引所で売買しているので、バンガードを買っています。
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