先駆けはグーグルやフェイスブック?ユニコーン企業とはどんな企業?

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配車大手のウーバーテクノロジーズやリフト、シェアオフィス大手のウィーカンパニーなど、ユニコーン企業として名を馳せた企業たち。最近のパフォーマンスはパッとしませんがなぜこんなにも注目されるようになったのでしょうか。エアビー&ビー(Airbnb)やスペースX(Space X)など、何となく有名な気がする企業が多いユニコーン企業についてみていきましょう。

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ユニコーン企業の定義

ユニコーン企業の定義は4つの条件で表されます。

時価総額10億ドル以上(1100億円以上)

日本で時価総額1100億円というとドトール日レスホールディングス(1103.29億円)、亀田製菓(1107.1億円)、三菱鉛筆(1098.65億円)など。かなり大きい企業であることが分かります。

未上場の企業

未上場でありながらその力を十分に認められている。ただ評価の仕方によってはちょっとグレーゾーンもあったりする。詳しくは後程。

スタートアップ企業である(設立10年以内)

短期間で一気に大きくなるのもユニコーン企業の特徴。

テクノロジー企業である

上3つの条件を兼ね備えるのはテクノロジー企業しかいない…ということで4つ目の条件になってしまっている?笑

ということでまとめると「未上場で設立10年以内のうちからその価値が高く評価されているテクノロジー企業」ということになりますかね。

その名前の由来は?

ユニコーン企業という名前は2013年から使われ始めたようですが、そのころはそんな化け物企業がすごく少なかったということで幻獣のユニコーンに例えられて呼ばれたとか。今では250社以上がその条件に当てはまる模様。ちなみに時価総額100億ドル以上だとデカコーン、1000億ドル以上だとヘクトコーンという呼び名もあるとか。ヘクトコーンは未上場で11兆円規模…日本だとトヨタの25兆円に次ぐ2位にいきなり浮上です(現在2位のNTTで10.9兆円)。

先駆けはグーグルやフェイスブック?

グーグルは2004年の株式上場でいきなり時価総額272億ドルに!フェイスブック2012年上場で 770億~960億ドル !そういう点では呼び名こそなかったですが、グーグルやフェイスブックもユニコーン企業に近い価値があったのかもしれません。

ユニコーン企業の強みとは

ユニコーン企業の強みは何といっても経営の自由度にあると思います。上場企業は決まった期間ごとに決算書を出し、公の場で株主に今の状況を説明しなければなりません。しかもそれが株主の意向にそわない場合は株価が下落し、敵対的買収のリスクに晒されるので、世の中を意識した経営を求められます。今上場している企業はすべてそのような緊張感の中で事業を行っているのです。

一方、ユニコーン企業は非上場であるため、一般株主ではなく自分の大株主の意向で経営ができます。また、大株主によっては経営を任せることもあるので、事実上ユニコーン企業のトップが引き続き自分の思うような経営をすることができます。起業家のエネルギーをフルに活用する手段として非上場のまま大型化する選択をする起業家もいます。

最近のユニコーン企業はなぜ上場後軟調?

大きく理由は2つあると思います。

1つは今まで大株主の意向を汲んで経営をしてきたので、一般の投資家の要望とミスマッチが起きたまま上場してしまっている可能性があります。

例えば売上高第一で利益は赤字でも構わないという大株主の元成長を続けてきた企業が上場され、利益を上げてほしいと思う投資家に株が渡った場合、引き続き赤字決算を続けていると投資家は株を手放したくなる可能性は高いと思います。

2つ目は非上場企業の時価総額算出の難しさにあると思います。上場時に企業価値に直結する株価を決めるのは起業家、大株主、IPOの主幹事などどうしても株価を高くしたい人々が中心になります。そうなると売り出す株価も高く設定してしまい、上場後に下落するパターンもあると思います。

自分の投資方針とあっているかが大切

結局のところユニコーン企業に限らないことですが、堅実に経営している立派はユニコーン企業も多数あれば、やんちゃな経営をしているユニコーン企業もいるということになります。

もし今後ユニコーン企業が上場する場合は、その経営方針、今後の計画などを吟味し、自分の投資方針と合うかどうかをしっかり見極めることが大切です。

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