ビジネスの世界も投資の世界も、未来の予見は極めて難しいですよね。後になってこうすれば良かった…というのはいくらでも言えるものですけど、実際にその場面に立ってみると、意外と分からないことも多いものです。そんな世界をうまく表現しているのが下の言葉だと思います。
In the business world, the rear-view mirror is always clearer than the windshield.
ウォーレン・バフェット
ビジネスの世界ではいつもバックミラーがフロントガラスよりもよく見える。
前を見るためのフロントガラスは見通しが悪いものの、過ぎ去った過去を見るバックミラーは視界良好。終わったあとならあたかもそれが当然のように見えるが…といったところでしょうか。
似たような言葉で「バブルは弾けて初めてバブルだったと分かる」なんてのもありますよね。バブルの真っ只中には誰もバブルとは分からないけれども、それが終わってみるとあれはバブルだったんだと…
ちなみに日本のバブルはPERで言うと80倍まで買われたとか…今の日経平均が13~15倍なので、その5.3倍くらいまで買われていたんですね。日経平均が12万円いく感じですね。信じがたい。笑 かといっていつまでもバブル時の高値を超えられないのも癪ですよね。今度は実体経済を伴った形で日経平均3万、4万と上がっていくことを願うばかりです。
続いてもう一つ未来と過去にまつわる名言を。
While investors and managers must place their feet in the future, their memories and nervous systems often remain plugged into the past.
ウォーレン・バフェット、株主への手紙1981
投資家や経営者は将来を踏みしめなければならない一方で、彼らの記憶や神経はよく過去に繋がれたままになっている。
本来だったら未来志向であるべきながら、実際には過去をベースに色々なことを判断してしまっている様子が表されています。

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