NISA(ニーサ)、使ってますか?わらびーは2015年から使い始めました。幸い、NISAで投資したものは基本的に+リターンになってくれていて助かっています。しかし、そのNISA制度が無くなってしまうかもしれないとのこと。なぜでしょうか。
2019年12/10追記…どうやら2024年度からは新NISAが始まりそうです。その件は別記事でまとめました。

軽くNISAとは何か解説!
まずNISAとはそもそも何だったか、簡単におさらいします。そもそもNISAってNippon Individual Savings Accountの略なんですね!?(そっからかい!)ちなみにISAはイギリスの制度だそうです。
簡単に言うとNISA口座に毎年120万円まで入金できて、そのお金で買った株などの資産は5年間配当金が非課税、売却した場合は売却益も非課税!というありがたい制度です。5年たつと通常の口座に戻すか、ロールオーバーしてNISA口座に残すか選べます。
通常の口座に戻す場合は戻したタイミングの時価が買った値段扱いになるので値上がりした状態で戻すと「今まで値上がりした分への課税はチャラね」としてくれるありがたい制度です。ただし、値下がりしたときは損します。
NISA口座で値下がりして、通常口座に戻す時だけデメリット発生
なぜならNISAで1000円で買った株が700円になって通常口座に戻ると「700円で買ったことにするねー」となってしまい、それが800円になって損失確定した場合も「700→800円だから利益出たね。課税するね」となってしまうのです。そこだけ注意すれば基本的にはありがたい制度です。
ロールオーバーも意外と優しい
ロールオーバーも優しい制度になっています。笑 5年たって非課税の期間が切れるときに「次の非課税枠でうまく繋いでよ」ってお願いすることです。120万円分の株の期限が切れるので、次の年の120万円分の枠を使ってロールオーバー、その年はもうNISA使い切ったね、となります。そこまでは「まー制度的にできるだろ」って納得感があるのですが…
実は120万円で買った株が値上がりした場合、ボーナスがあります。120万円で買った株が150万円になったとしましょう。期限が切れたらわらびー的には「150万円のうちのどれをロールオーバーするの?残りの30万円分は通常口座に戻すからね。」的なことを言われるものだと思っていました。しかし、どうやら実際は「期限が切れるの全部ロールオーバーしたいって?いーよいーよ、何?足が出ちまう?かまねー(構わない)」となるようです。もちろんロールオーバーしたい銘柄だけ選ぶことも可能です。
銘柄選びさえ間違わなければ5年の成長期間を与えられた株ですから値上がりの可能性は大きいと思います。それをまとめてロールオーバーできるとなると…実にありがたい。高配当銘柄を買って配当金非課税もありだと思いますが、無配でメッチャ成長する株を買ってロールオーバーするのが一番税制的にはお得なのかな…
外国株を買う場合も便利
また、外国株を買う際もNISAは便利です。なぜなら外国株を買うと二重課税の問題が起こるからです。米国株の場合、配当金は現地で10%の課税をされて、日本で(確定申告しないと)20%課税されます。実はその前に法人税を企業が納めているので、それも入れたら三重課税ですね。しかし、NISAを使うことで日本での課税を無くせるので配当を余計に減らされることなくもらえます。
そんなありがたい制度が…
そんなありがたいNISAですが、2023年で終わってしまう可能性があります。というか、元々は2023年までの制度ということで始まったんですね。ただ、かつて「こういう制度は期限付きで始めて、どうせどんどん期限を延長するもんだ」なんて聞いていたので、何とかなるだろと思っていたのです。ところが、政府がNISAの恒久化を見送るとの情報が…しかもその理由が「富裕層の優遇にあたるので」とは…
年間120万円お金を貯められると富裕層ですか…そんな基準で富裕層考える国って日本くらいでは。ガチ富裕層ならもっと豪快に節税、下手したら脱税している人いるでしょうに。笑
むしろ今の日本には「毎年100万円くらい貯めて投資して、老後に備えろよ」くらいの事言った方が良いんじゃないですかね。
話がそれましたが、2023が期限として改めて意識されるこの頃です。
とは言ってもまだまだ使えます!
逆に言うと2023年までは使えます!しかも2023年に投資した分は2027年まで非課税になるわけですから、まずはしっかり枠を使っていきましょう。わらびーも毎年120万円準備するのは結構綱渡りでしたが何とかここまで来ました…来年度はロールオーバーしたる!
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