突然ですが、ラテマネーという言葉をご存知ですか?日常的な少額の出費を指す言葉です。毎日のコーヒー代くらいにイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。ここではラテマネーの持つ意外な力を見ていきましょう。
少額出費は思ったより高額出費
皆さんは毎日払う出費がありますか?例えば朝や午後一のコーヒー、たばこ、お酒、ペットボトルジュースなどそれぞれこだわりがあるかと思います。一つ一つは小さな出費ですが、意外にも大きな出費につながっている可能性があります。そういったものは月額いくら払うか考えると新たな側面が見えてきます。
例えば午後のコーヒー。こだわる人はお気に入りのコーヒーショップへ行って買いますよね?ちなみに私はタリーズ派です。そのコーヒーを仕事の日(月20日くらい?)飲むといくらになるでしょうか。300円×20日間=6,000円です。
たばこを一日一箱数と500円×30日=15,000円です。缶チューハイは100円で買えますが、それも毎日飲めば100円×30日=3,000円、一日二本飲めば 200円×30日=6,000円、 三本なら300円×30日=9,000円…そう考えると日々の少額出費は意外にも大きな出費になるのです。
こういった少額の出費は一日の出費としてとらえると一見些細なものに見えます。しかし、月単位・年単位で考えると実は結構大きな出費になっていることがあります。まずはそういう日々の活動が思わぬ出費につながっていないか振り返ってみると家計の見直しをしやすくなるかもしれません。
思わぬ出費を見つけて対策をする場合は下記のようなことが考えられます。
対策1:家で作れるものは家で用意する
ではそのラテマネーを減らしていくにはどんな方法があるのでしょうか。飲み物関係なら家で作るという方法があります。コーヒーやお茶などの飲料は家で作る方がはるかに安くなります。というのも外で買う飲み物は店舗を構えるための出費や従業員を雇うコストなどがすべて乗った値段だからです。ペットボトル飲料も重たくかさばるペットボトルを運ぶために運送費がかかります。
家で作るコーヒーももちろん輸送費はかかりますが、豆や粉の状態ならかさばらず軽いので、同じコーヒーが作れる量の豆はコーヒーにしてから運ぶよりもはるかに低コストで運べるでしょう。なので家でこだわりのコーヒーを淹れて持ち運ぶようにするだけでもコストも下げられますし、自分の好みや気分に合わせてコーヒー豆やいれ方を選ぶ楽しみも増えます。よほど機材や豆にこだわらない限りはコーヒーを諦めずに出費を抑えることができると思います。
もちろんお店のコーヒーの味・そこのスタッフさんとのやり取り・その雰囲気の中でゆったりくつろぐこと自体に価値を見出しているのであればそれは削るべき対象ではないかもしれません。しかしどうしても支出を減らす必要もある場合はどうでしょう。
対策2:回数を減らす
そんな時は回数を減らすなど無理のない範囲で出費を抑える方法もあります。「300円のコーヒーはコーヒーのために払っているんじゃない、おしゃれな場所のための代金だ」ということも聞きます。わらびーもたまにはおしゃれな喫茶店でゆっくりコーヒーを飲みながら新聞・雑誌を読んだり雑談したりしながら時間を過ごしたいときもあります。そこでコーヒータイムを諦めずかつ出費も抑えたい場合は、その回数を減らす試みをしてみてください。
先ほど示したようにラテマネーは掛け算の力で大きくなります。つまり、月当たりの回数が減ればその力をそぎ落とすことが可能です。例えば食後の喫茶店でのコーヒーも日曜日に心をゆったりと休ませるときだけに限定すると300円×4日=ひと月1,200円ということになります。
わらびーは休みに気合いを入れて子供の面倒をみるために、ジュース一本+お菓子を自分へのご褒美として用意しています(もちろん子供にも用意するよ!)。それも200円×8日=ひと月1,600円です。 ひと月1,600円 で子供は好きなところに連れて行ってもらって存分に遊び、わらびーも頑張ることができ、母親に自由な時間ができればこれほど有意義な1,600円はなかなかないのではないでしょうか。笑 唯一の欠点が最近の体重増加ですかね…
話を戻しますが大切な時間を過ごせるようにしつつもその頻度は見直すことで無理なく出費を抑えることは可能かと思います。
我慢しすぎず、やり方でカバー
節約は無理しすぎると反動が来るものなので、あくまで我慢はあまりしないで、やり方を変えたり頻度を変えたりすることでうまく対処していけるといいですね。また、何となく出費していたが、実はやめても苦にならなかったなんてこともあったりします。そういうものを少しずつ見つけて減らし、浮いたお金でより自分の欲しいものを買ったり将来のために残したりすることで今後に活きるお金にしていけるのではないでしょうか。
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